佐倉商工会議所(千葉県)はこのほど、地域振興事業「Enjoy Sakuraプロジェクト」の第2弾として、明治時代の国産西洋靴メーカー「桜組製靴」の復刻ロゴ入り限定シューズの受注販売を行った。佐倉藩士が創設した同社が現在のリーガルコーポレーションにつながる歴史に着目し、国産西洋靴のルーツである佐倉の魅力を発信するとともに、地域活性化を目指す。
事業実施のきっかけは、佐倉藩士の西村勝三が1870年に創設した「伊勢勝造靴場」にある。同社は渋沢栄一らの助力も得て事業を拡大。後に故郷である佐倉への思いを込めて「桜組製靴」と改称され、その後も統合などを経て現在の「リーガルコーポレーション」へとつながる歴史的背景を持っている。同所は国産西洋靴のルーツが佐倉にあることを周知し、佐倉市の歴史的・文化的魅力を再発信することで、地元事業所や市民に地域への誇りと愛着を持ってもらいたいと考え、今回の事業を企画した。 商品の製造はリーガルコーポレーションが担当。素材には上質なイタリアンキップ(牛革)を使用し、中敷きに当時の商標をアレンジした復刻ロゴを金箔(きんぱく)押しで再現している。シリアルナンバー入りリーフレットが付属する特別な一足だ。完全受注生産で、受け渡しは2027年1月頃を予定している。
「Enjoy Sakuraプロジェクト」は、佐倉を楽しみ、盛り上げるために2024年から開始。第1弾として製作した佐倉をイメージしたTシャツ・ポロシャツも好評で、7月から同所窓口で在庫販売を行っている。
同所担当者は「このシューズをきっかけに、全国へ佐倉の歴史の奥深さを広めたい。今後もプロジェクトを通じて魅力を発掘・発信し、地域経済の活性化につなげていきたい」と話した。
