可児商工会議所青年部(岐阜県、可児YEG)は1月20日、直径7㍍の巨大な特製鍋を使用したグルメイベントを開催した。
インパクトのある地元ならではの名物イベントをつくり出そうと企画され、開催に当たってドーナツ型の巨大鍋が初お目見え。地元の鉄工所の協力を得て2018年11月から製造に着手したオリジナルの鍋が、来場者の目をくぎ付けにした。会場の可児市下恵土ふるさと川公園には、小雨が降るあいにくの天気にもかかわらず、約2000人の市民が集まった。用意されたのは、地元産食材をふんだんに使った4種の鍋料理。サトイモがたっぷり入った豚汁のほか、七草がゆやジビエ(野生鳥獣肉)鍋など、合計8000食が全て無料で振る舞われた。鍋には青年部メンバーらが栽培した野菜を使用しており、親子ボランティアの協力を得るなどして、白菜600個を収穫。当日の鍋に使用した。準備段階から地域全体の協力があったという。
料理以外にも、16㌧の雪を運び込んでつくったかまくら体験や、小動物とのふれあいコーナーなどに、親子連れから歓声が上がった。「皆さんで楽しめる恒例行事として定着させたい」と話す担当者は、新たな可能性に期待を込めている。
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