日本商工会議所と全国観光土産品連盟が1269点の土産品から優れた商品を選定。特に優秀とされる大臣賞と日商会頭賞を一品ずつ紹介する。
寒流と暖流が交わる三陸の海で、代々養殖業を生業としてきた宮城県石巻市の「末永海産」は、「大切な人に、これが海だと自信を持ってお贈りできる製品づくり」の精神を受け継ぐ水産加工販売業者だ。東日本大震災で甚大な被害に遭った地域だが、審査員からは「土産品の原点である故郷の味をうまく生かした商品」と高評価を獲得。NHKの朝の連ドラ「あまちゃん」で注目された三陸は、まだまだ勢いに乗っている。
今回選出された「三陸海の幸 牡蠣セット」は、早暁の海で採ったカキを新鮮なうちに殻をむき、何も足さず、何も引かず、カキ本来の旨味をたっぷり閉じ込めた、漁師直伝の「牡蠣の潮煮」。そして、むきたてのカキをカキの汁だけで煮込み、丹念に炙った、至高の「炙り牡蠣」の2種類が入ったもの。先祖代々続くカキ漁師の家に伝わる三陸の逸品を、食卓で味わえる。
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