電気や空調などの設備工事を主事業とする島根電工。長年、公共事業やゼネコンの大型工事をメインに請け負ってきたが、公共事業の減少を受けて、一般家庭の小口工事に着目。コンセント1個の施工から請け負う「住まいのおたすけ隊」を事業化し、売上を順調に伸ばしている。今では同事業のフランチャイズにも取り組み、同業者の活力を取り戻そうと奮闘している。
公共事業中心の建設業から一般家庭相手のサービス業へ
〝助けたい、助けたい、あなたの住まいを助けたい〟そう口ずさみながら、作業着姿の若者たちが一列になって行進する――。これは島根県を中心とするエリアで放映されていた、島根電工「住まいのおたすけ隊」のテレビCMの一コマだ。演じているのは同社の社員。実際に彼らが、電球の交換、コンセントの付け替え、水道蛇口の交換など、住まいの〝困った〟を助ける工事を行っている。
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