笑顔誘うまちのシンボルとして
福島商工会議所女性会は3月19日、福島市のJR福島駅東口駅前広場に設置した花時計の植え替え作業を行った。新たなデザインテーマは「スマイルくん」。紫と黄色の彩り鮮やかな花時計で駅前の風景を明るく演出している。
同女性会は2005年に「花と街のふれあいプロジェクト」を立ち上げ、花の絵手紙展やまちなか広場でのイベント開催、無料ふるまい、スタンプラリーなどさまざまな活動を実施してきた。花時計の植え替え作業は、同プロジェクトの一環として08年4月に直径3mの花時計を初設置したことを皮切りに、地域の協力を得て継続してきたもの。同市内の福島明成高校の協力や多くの市民から募金・協賛をいただき、継続設置をしてきた結果、今では駅前のシンボルとして定着している。今回は、福島明成高校生物生産科の2年生17人が栽培したパンジーやビオラ648株を使用して植え替えを実施。例年は同校生徒も参加しているが、今回は新型コロナウイルス感染症予防対策のため生徒は参加せず、会員や同校の教員ら約20人が作業に当たった。
同女性会の追分富子会長は「最近は暗い話題が多いが、植え替え作業を終え、明るい気持ちになれた。お出迎えにぴったりの花時計が完成した」と笑顔で語った。同女性会は今後も季節の花々で市民や観光客に笑顔を届けるための恒例事業として継続していく考えだ。
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