富士商工会議所(静岡県)は、富士市の魅力を発信する観光振興プロジェクト「NEXT FUJI」の第3弾「富士の3776御朱印ツアー」を開催した。
当初は1回のみの予定だったが、募集枠30人のところに300人超の応募があり、急きょ回数を増やして6、7、9月の3回の開催となった。
初回6月30日は、市外からの参加者17人を含む、20~70代までの幅広い年齢層の男女合計30人が参加。妙祥寺、泰徳寺、立光寺、法蔵寺の、それぞれに特色ある四つのお寺を巡り、普段はなかなか入りにくい本堂の中で説法や写経を体験した。住職に質問をしながら花鳥風月が描かれた天井画を熱心に見学する姿も見られ、個人旅では味わえない体験という差別化に成功したことで、参加者の満足度も高かったという。途中、田子の浦の漁協食堂でしらす丼などを食べ、ドラゴンタワーに上って美しい景色も楽しんだ。参加者からは「参加費5千円はお得。終始参加者を飽きさせない工夫にも感動した」など、御朱印だけではない充実感が味わえたと好評を得た。同所担当者は、「御朱印と同市の魅力を結び付けたさまざまなツアーの可能性を感じた」と語り、9月開催の準備を進めている。
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