日本商工会議所観光専門委員会は1~2日、「東北絆まつり等視察会」を開催した。東北絆まつりは、東日本大震災の犠牲者らの鎮魂と、東北の元気を発信することを目的に2011年から東北六県で毎年開催された、東北六県の祭りが一同に会す「東北六魂祭」を17年にリニューアルしたイベント。3回目となる今年は、福島市で行われた。
視察会には、日商の三村明夫会頭をはじめ藤永憲一副会頭・観光委員会委員長(福岡・会頭)、早川慶治郎観光専門委員会委員長(足利・会頭)ら33人が参加した。
1日は福島市で東北絆まつりのパレードを観覧。震災からの着実な復興を進める東北地方の人々の結束力を再認識した。その後、福島商工会議所の渡邊博美会頭や東北六県県庁所在地商工会議所幹部との懇談会を開催した。
2日は、二本松市内の二本松城や二本松少年隊を祭る大隣寺、福島の今や放射線環境について学べる田村郡三春町にあるコミュタン福島を視察。郡山市では、郡山商工会議所の滝田康雄会頭らとの懇談会を開催し、観光振興や地域活性化に関する取り組みや直面している課題、その解決策などについて活発に意見交換を行った。その後、地元農業の6次産業化を支援するために設立された「福島逢瀬ワイナリー」を視察した。
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