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セレクト地域短信 瀬戸内の果実が琥珀糖に 農商工連携で商品開発

伊予柑、レモン、柚子、七折小梅の4種類の味がそろった「瀬戸内こはく果」

松山商工会議所(愛媛県)と松山市の老舗菓子舗、一六本舗は、瀬戸内の果実を使った琥珀糖(こはくとう)「瀬戸内こはく果」を共同開発し、4月16日、販売を開始した。同商品は、同所が県内の農業団体や会員企業などと共につくる「農商工連携推進研究会」による初めての開発商品だ。「伊予柑(いよかん)」「レモン」「柚子(ゆず)」「七折小梅」の4種類の味があり、カラフルで涼し気な菓子はギフトにも喜ばれそうだ。

松山商工会議所は、地域の持続的な発展のために農商工の連携が必要として2017年、農商工連携推進研究会を設置。県内の農業団体や同所の会員企業と連携し、地域経済の活性化と愛媛・松山の魅力発信を目的に、農産物の商品化、販路開拓に取り組んでいる。

具体的な商品開発に取り組む分科会では、県の特産品であるかんきつを素材に‶瀬戸内ブランド〟として全国展開できる商品を検討。その中で、近年「食べる宝石」としてSNSなどで人気が高まっている琥珀糖に着目した。

琥珀糖は、寒天と砂糖を煮詰めて固め、乾燥させた伝統的な和菓子。色を付けたカラフルな琥珀糖は宝石のようだと注目されている。同分科会では生産、製造、販売それぞれに関わるメンバーが素材の生かし方や加工方法、販売のターゲットなどさまざまな視点から意見交換や試食会を重ね、愛媛県産の伊予柑、レモン、柚子と、伊予郡砥部町の特産品「七折小梅」を素材に選び、果皮や果汁を使って果実味と香りを楽しめる商品に仕上げた。

製造・販売を行う一六本舗では、職人が一つ一つ丁寧に手づくり。一口サイズのキューブ型で食べやすく、外側はシャリっと、中はプルプルとした食感が特徴だ。パッケージは透明なプラスチックで、琥珀糖の形や色が見えるようにした。一六本舗勝山本店などで販売している。

同所は、まずは地域で販売し、いずれは首都圏で開催される販売会などで商品と松山の魅力をPRしていく考えだ。また、農商工連携による第2弾の商品開発も進めているという。今後も松山の「魅力ある商品」の誕生に期待がかかる。

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