四日市商工会議所(三重県)は1月末、菰野町商工会と共に外国人観光客向けの観光&飲食店紹介パンフレットを作成した。四日市市では近年外国人観光客が増加。昨年夏に同所が行った調査では、近鉄四日市駅周辺のビジネスホテル14軒の年間宿泊者数は平成26年の約7千人から27年は約1万9600人に増加、28年は1~6月までで約1万4800人に達したという。こうした状況に対応するためパンフレットを作成した。
パンフレットは英語版と中国語版(簡体字)の2種類。6ページ、カラー刷りで、各500部を作成。四日市駅周辺の日本料理、ラーメン、すしなどの飲食店約60店舗と、菰野町の御在所ロープウェイや湯の山温泉旅館など観光を紹介している。併せて外国人受け入れの目印となるウエルカムステッカーも100枚作成した。
パンフレットとステッカーは四日市市と菰野町の宿泊施設、飲食店、観光スポットなどに配布して活用している。同所は、「隣接する菰野と連携し、外国人観光客の交流人口を増やしていきたい。今後は中国語の繁体字版パンフレットの作成や外国人観光客を迎える店向けのセミナー開催を検討していきたい」と外国人集客に意気込みを見せている。
最新号を紙面で読める!