上越商工会議所(新潟県)観光サービス業部会は、上越市内の飲食店に向けた新型コロナウイルス感染予防のための独自のガイドラインを策定し、5月29日に同所で記者会見を行った。コロナ禍で飲食店の客足が落ち込む中、緊急事態宣言の解除後も依然として外食を自粛する市民が多いことから、飲食店が正しく感染予防対策をすることで、市民が安心して外食を楽しめるようにすることが目的だ。
ガイドラインの内容は、収容人数を50%に制限して距離をとる、1時間に10分程度の換気をする、料理は大皿ではなく個別に分けるなど店舗向けのものと、手洗いや手指の消毒、マスク着用の徹底など従業員向けの全9項目。「密閉・密集・密接」の状況をつくらないための目安として、市内の飲食店約900店舗に配布し、実情に応じた対策を呼び掛けた。同時にマスコミを通じて飲食店が感染予防対策をしながら営業を再開していることを市民にもアピールした。
記者会見で、観光サービス業部会の山﨑邦夫部会長(ホテルハイマート社長)は「飲食業は悲惨な状況が続いている。市民の皆さんにはぜひまちへ出て、食事を楽しんでほしい」と述べた。
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