今治商工会議所(愛媛県)は1月18~31日、東京・杉並区のクイーンズ伊勢丹杉並桃井店で、「愛媛県今治市逸品フェア~今治のよりすぐりの逸品」を開催した。同フェアは、大都市圏への販路開拓を目指す地元小規模事業者の商品のテストマーケティングを目的としたもので7社が出品。「鶏卵饅頭(まんじゅう)」や「ふうせん巨峰ゼリー」など地元で人気のスイーツをはじめ、しょうゆ、みそ、酒など各社が自慢の逸品を販売した。
これらの商品は、昨年8月に同所が開催した「大都市圏への販路開拓セミナー」参加企業で販路開拓支援を希望する25事業者の商品から選ばれたもの。専門家らの協力の下、容器やパッケージデザインなどを改良して販売に臨んだ。
フェアでは、「鶏卵饅頭」をはじめ和菓子の販売が好調。クイーンズ伊勢丹からも菓子や酒を中心に好評価を得た。
「今治はタオルのイメージが強く食品はあまり知られていない。今回は新たな逸品を紹介でき、また事業者も大都市圏の消費者を知るよい機会になった」と同所は話す。同フェアの成果を生かし、今後は東京や大阪を中心に、事業者と販路開拓コンサルタント、商工会議所の3者で商品を売り込んでいく。
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