須坂商工会議所(長野県)などで構成する信州須坂フルーツエール推進協議会が委託製造するリンゴのフルーツ発泡酒が好評だ。3月24日には、「信州須坂フルーツエール」を楽しむことができるイベント列車を運行。列車は長野電鉄長野駅と小布施駅の間を往復し、参加した約80人は、2000円の参加費でフルーツエールのほか長野県のクラフトビールも楽しんだ。
今回提供されたフルーツエールは「果汁とビール感のハーモニー」を目指した発泡酒。リンゴの果汁が約30%含まれており、果汁感・甘味を生かしながら、ビールの味わいもあるという。アルコール度数が3%と低いことも特徴だ。イベントの参加者からは「女性でも飲みやすい」と好評だった。
須坂市は昼夜の寒暖差が大きいなど農産物を育てるのに適した条件がそろっており、リンゴやブドウ、プルーンは県内トップクラスの生産量を誇る。こうした地元の果物を活用すべくリンゴのフルーツエールが生まれ、現在は市内外の14店舗で提供されている。瓶入りのフルーツエールも新たに開発され、4月6日から市内小売店で販売を開始。また、ブドウ、カシスなどを使用したフルーツエールの開発などにも取り組んでいる。
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