むつ商工会議所(青森県)は3月20日、むつ市および航空自衛隊第42警戒群と「空上(からあ)げ(唐揚げ)」の普及促進に向けた協定を締結した。同協定は、航空自衛隊の定番食である唐揚げを同市の食材を用いてつくり、新たなご当地グルメとして普及させることを目的とする。
唐揚げに使用する鶏肉や衣に用いるもち米は下北地域産のものとし、下味にはすりおろしたニンニクとリンゴを使用することなどが検討されている。また、「航空自衛隊全体で上を目指す」という意味を込めてブランド名を「空上げ」とした。
海上自衛隊にはカレー、陸上自衛隊には携行食「ミリタリーめし」といった各部隊をイメージさせる定番食があるが、航空自衛隊にはなかった。そこで、「大湊海自カレー」の実績がある同所などと協力し、航空自衛隊の定番食「空上げ」を企画し、普及を目指すこととなった。
今後、6月に「空上げ」を提供する店舗を決定し、7月に販売を開始する予定だ。同所の其田桂会頭は、「味をしっかりと守り、息の長い取り組みにして地域活性化につなげたい」と期待を寄せている。
最新号を紙面で読める!