札幌商工会議所(北海道)は1月19日、観光アイデアコンテストを開催した。同コンテストは地域の観光業界における最大の課題となっている閑散期の誘客推進に資するため、平成27年10~12月にかけて、札幌市内の大学生・専門学校生などの若者を対象に「道央圏観光における閑散期問題の対応策」に関するアイデアを募り、応募14チームのうち一次書類審査(12月21日)を通過した8チームによるコンテストを開催したもの。審査は独創性、実現可能性、経済効果などの観点で採点、総得点数により最優秀賞1チーム、優秀賞2チームを選出した。
最優秀賞に選ばれたのは北海商科大学の「ビジット北海道キャンペーン」の企画で、4月などの閑散期に、旬の道産食材を集めてうまいもの市を開催し、事前予約制の食材手配やSNSによる口コミなどを生かしてアジアの若者の誘客を図るアイデア。優秀賞には大規模な「雪の運動会」を企画した北海道大学大学院留学生と、地域の学生が主役となってYouTubeとFacebookを使った魅力発信を提案した札幌国際大学短期大学部の2チームが選ばれた。
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