横浜DeNAベイスターズの山﨑康晃投手が、8月20日の東京ヤクルト戦で今シーズン32セーブ目を挙げ、新人の最多セーブ記録を更新した。それまでの記録は平成2年に中日の与田剛さんが挙げた31セーブだった。
ルーキーながら、もうすでに横浜ファンの気持ちをがっちりつかんでいる。この日も、2アウトになると満員の横浜スタジアム全体から「ヤ・ス・ア・キ」と応援のコールが鳴り響く。そして最後のバッターを内野ゴロに仕留めると、球場の盛り上がりはマックスに。
お立ち台に上がった山﨑投手は、鳴り止まないファンの声援に向かって言った。「数字にこだわりはないけど、みなさんの応援のおかげで記録を更新できました」。
臨機応変、状況を察知して的確に自分の行動を決断する――それが、抑え投手に求められる資質だとしたら、山﨑投手は随所でそうした言動を見せている。
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