成田商工会議所(千葉県)は成田市観光協会とともに5月7日、「成田山平和大塔まつり奉納総踊り」を開催した。まつりは昭和59年、世界平和と万民の幸福を祈願して建立された「成田山平和大塔」の落慶を記念して始められたもの。毎年5月に行われる恒例行事として地域に根付いており、今回で32回目となった。
奉納踊りには、旧成田町7町をはじめ、28団体から約500人の女性が参加。JR・京成成田駅から成田山新勝寺に続く約800mの表参道を、成田山開基1070年を記念してつくられた、おそろいの浴衣を身にまとい、踊りながら練り歩いた。同所女性会メンバーも運営に携わったほか、16人が踊り手として舞いを披露。訪れた観光客からは、温かい声援が送られた。
さらに、今年4月、「北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み」として、佐倉市、香取市、銚子市とともに同市が県内初となる「日本遺産」(文化庁)に認定ことを受け、踊りのスタート地点では、祝賀セレモニーも実施。市内の高校生による演奏やダンスが披露された。
同所は、「今後も成田らしいまちのにぎわいと、活性化を図っていきたい」と話している。
最新号を紙面で読める!