松江商工会議所(島根県)は中海・宍道湖・大山圏域の無料観光アプリ「縁むすびスマートナビシステム(縁ナビ)」を運用し好評を得ている。同アプリは増加する国内外の観光客もてなし強化を目的に2015年4月に運用を開始、当初松江市のみだったエリアを17年4月から現在のエリアに拡大。境港、米子、安来、出雲の各商工会議所と連携した観光推進の取り組みだ。ダウンロード数は6月末日現在で2万ダウンロードを突破した。
縁ナビでは人気の高い松江市の「縁むすびスポット」といった観光名所や飲食店・土産店など約1000施設以上を紹介。GPS機能を使ってルート案内も可能だ。「まち歩きコース」「おさえておきたい名所」など地元住民お薦めのスポットやコース、アプリユーザーのランキング表示も見られる。
日本語、英語、中国語(簡体字)、韓国語の表示が可能で、現実風景に情報を重ねて表示するAR(Augumented Reality)機能も付いている。
「避難所の案内」「防災情報」も盛り込んでおり、多機能情報通信ツールとして今後さらに内容を充実させていく予定だ。同所は、「国際文化都市にふさわしい観光面でのハード、ソフトの整備を図り、おもてなし日本一と言われるまちにしていきたい」と話している。
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