長野県諏訪地区の商工会議所などで組織する実行委員会は10月15~17日、諏訪湖イベントホールで「諏訪圏工業メッセ2016」を開催した。同メッセは、魅力あるSUWAブランドの創造をテーマに諏訪圏の技術力を国内・海外へ伝え、新たな販路開拓、新技術・新産業の創出を目指すもので、信州・諏訪地域6市町村の経済団体と行政・支援機関などが平成14年から共同で開催。15回目の今回は、412社・団体、551ブースを出展、2万7722人が来場した。
諏訪地区は、切削・プレス・電子・金型など特徴ある超精密・微細加工技術を有する中小企業が集積。こうした強みと「わが社のひとわざ(一技)PRシート」など独自の取り組みによって同メッセは高い評価を受けている。
会場は、「加工技術ゾーン」「電気・機械・光学ゾーン」「ソリューションゾーン」「産学・研究ゾーン」のほか、TVドラマ「下町ロケット」特別企画展示を行った「企画・テーマゾーン」「海外交流ゾーン」も設けられ、各ブースでは活発な情報交換・商談が行われた。また、14日にはDMG森精機取締役社長の森雅彦氏による記念講演会、15日には会場隣の諏訪文化センターにて家族でものづくり体験ができるイベントも開催された。
来場者・出展者からは、「他社の技術レベルが確認できた」「中小企業の技術力が分かった」「商談に手応えがあった」などの声が挙がっているという。
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