東京商工会議所は1日、中堅・中小企業の魅力を学生に伝える「東商学生サイト」を同所ホームページ内に開設した。新卒者の離職率が高止まりする中、雇用のミスマッチを低減していくには、学生に中堅・中小企業について早期に研究してもらい、中堅・中小企業には、学生に対し自社の魅力を効果的に伝えるPR機会が必要になっている。
そこでサイトでは、「若手社員が活躍」「研修・教育体制が充実」「ワークライフバランス重視」など魅力別に企業情報を掲載し、知名度でなく、自らの価値観にあった企業選びの参考となるよう構成している。また「インターンシップ・職場体験情報」に加え、「活躍中の若手社員の出身校や所属部署・役職を紹介」することで、学生の会社訪問をサポートする。
サイトオープン時は魅力ある中堅・中小企業36社の掲載からスタートし、来年3月までに100社の掲載を見込んでいる。現在、掲載会員企業を募集中だ。今後、同所会員大学103校などと連携し、学生への周知を図りながら、中堅・中小企業の魅力を伝えるコンテンツを拡充していく。
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