プロゴルファーは、1日に600とか700個のボールを練習で打ちます。そんなに打って、よく手のひらが痛くならないものだと思う人もいるでしょう。手のひらが痛くなったり、マメができたりしやすい人は、クラブを強く握っているからです。
クラブは「握る」より「持つ」意識が大切です。「握る」というのは、手のひらでモノに圧力をかけるイメージがあると思います。しかし、それではグリッププレッシャーが強くなりやすいのです。それに対して、「持つ」というのは、モノの重さを感じて下から支えることです。ボールを握ると手に力が入りますが、持つと力は入らないはずです。ペンでも包丁でも車のハンドルでも同じですが、どんな道具も握ったりつかんだりしたら、その性能を100%発揮させることはできません。道具は持って使うことが大切なのです。
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