一関商工会議所(岩手県)と八木澤商店は、中国政府公認の国際薬膳調理師の千葉俊博氏の指導を受けた「薬膳鍋スープセット」を商品開発した。セットは赤と白の2種類で、まずは2千セットを販売予定。スープには地元産の唐辛子や米を使い、血行を良くし冷え性の改善や胃腸を整える効果がある体にやさしい鍋だ。
スープは同社のしょうゆや唐辛子、さんしょうなどが入り、辛みで体の中から温まる「赤」と、米ペーストにココナツミルクを合わせ、野田村ののだ塩やショウガが入った、まろやかな味わいの「白」の2種類。一関市大東町産の無農薬の唐辛子を使った生七味などとセットで、11月中旬から4千円で販売している。
同社は東日本大震炎で店舗や工場が全壊した陸前高田市で200年以上続く、しょうゆ・みそ醸造元。震災以降、一関市内に物流センター(倉庫兼営業所)を開設している。スープは来年以降、首都圏を中心に徐々に販売を拡大する。先行実施している通信販売に加え、3日からは同社の本社と一本松店でも販売している。
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