京都商工会議所は2月17、18日の2日間、東京の南青山にあるスパイラルホールで「知恵ビジネスメッセ2015 Next Kyoto Selection」を開催した。同メッセは、同所が初めて東京で開催するBtoBに特化した展示商談会で、ファッション、ビューティ&コスメ、ライフスタイル、マテリアル、スイーツ&フードの5分野から55社が出展。京都の商品や技術を発信した。
同所では、今回のメッセのためにあらかじめ商談支援活動を実施。専門家や経営指導員による各種経営相談や、事務局によるバイヤー訪問、ニーズの調査を行い、バイヤーと出展者との事前マッチングなどを通じて、成約へのチャンスを創出した。出展した企業は、「一人でも多くの人に知ってほしい」など東京でのPRに準備万端。会場には自信を持ってお勧めする商品がずらりと並んだ。メッセ当日は、首都圏のバイヤーやメーカー、メディアなど約650人が来場。活発な商談が行われた。
同所は、京都のブランド力や企業、職人の独創性、先端性、多様性などを背景に発展してきた京都の「知恵」を生かし、新たな顧客創造に取り組む中小企業を「知恵ビジネス」という名で育成、支援に力を注いでいる。今回のメッセもその一環として実施されたもので、同所は、「今年11月には、再び東京で展示商談会を開催予定で、今後も京都の中小事業者の販路開拓に取り組んでいきたい」と話している。
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