北前船が育んだ豪商齋藤家の美しい庭園
江戸時代における最大の海上輸送経路は、日本海沿岸の港と大坂を結ぶ西廻海運でした。この西廻りの航路を利用していた北前船の寄港地は、北海道から福井県までの7道県にまたがっています。このうち7市4町が共同申請し、今年5月に日本遺産の認定を受けました。
新潟湊(みなと)は北前船の最大寄港地として発展し、商業都市としても大きく成長していきました。旧齋藤家別邸は、新潟三大財閥に数えられる豪商・齋藤喜十郎により、大正7(1918)年に建てられた近代和風建築の秀作。贅(ぜい)を尽くした庭屋一如の邸宅は、当時の商都新潟の繁栄を今に伝えています。
観光担当者がすすめる!わがまちの「イチ押し」
新潟商工会議所 総合政策課主事 観光連絡担当 水野 祥恵
信濃川の河口に位置するコンベンション施設「朱鷺(とき)メッセ」。その一角に当所も入る万代島ビルがあり、最上階(地上約125m)は360度見渡せる無料展望室になっています。市街地だけでなく日本海、佐渡島、飯豊連峰などを一望でき、とてもキレイです。
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