足袋のまち行田を見守る要害堅固な『浮城』
埼玉県北部に位置する行田市は、日本一の足袋のまちとして発展し、最盛期の昭和13〜14年には全国生産量の約8割を担っていました。この地域は、古くから藍染めの綿布の生産が盛んであったため、この綿布をもとに忍藩主からの奨励を受け、足袋がつくられるようになったという歴史があります。 まちの中心部にある忍城は戦国時代、石田三成の水攻めに耐えたことから『浮城』の別名を持ち、関東七名城の一つに数えられていました。現在の忍城は、63年に再建されたものですが、最上階からは関東平野と山並みが一望でき、市民や観光客から親しまれています。
観光担当者がすすめる!わがまちの「イチ押し」
行田商工会議所 広報担当 坂田 久枝
『日本遺産』にも認定された、“足袋蔵”です。市の中心部に点在しており、行田の名物ゼリーフライを片手に横丁を歩くと、今でもミシンの音が聞こえるようです。「のぼうの城」や最近では「陸王」のロケ地になりにぎわっています。
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