日南商工会議所(宮崎県)に事務局を置く「日南一本釣りカツオ料理推進協議会」はこのほど、5年前から提供しているご当地グルメ「日南一本釣りカツオ炙り重」の販売数が累計15万食を超えたと発表。食を生かした地域活性化の一環として推進しているメニューが人気を集めている。
炙り重とは、同市で水揚げされた一本釣りカツオを使用した2種類の漬けカツオを、七輪(木炭)で炙って、重箱に盛られた宮崎産のご飯の上にのせて食べる定食スタイルのご当地グルメ。現在は日南市内の10店と、東京・渋谷の1店で販売中で、価格は全店1300円(税込)に統一されている。
協議会では、同市がカツオ一本釣りの水揚げ量が日本一であることから、カツオを使った観光振興に尽力。今年度は、東九州自動車道の開通による九州北部からの集客や、大型クルーズ船入港時の昼食、お土産として売り込もうと、パンフレットなども一新、「おもてなし力」の向上に力を入れる。
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