塩尻(長野県)
歴史と伝統で〝おもてなし〟
旅のポイント
〇100年を超える歴史がある塩尻ワイン
〇今も日本の情緒を色濃く残す奈良井宿
〇受け継がれた技術、現代に合わせ新たな技術も生まれた木曽漆器 長年受け継がれてきた技術、守られてきた伝統
塩尻市には、長い歴史を持つ特産品、技術、まち並みがあります。特産品のワインは、100年を超える歴史があります。本市は標高700メートルに位置し、中でも桔梗ヶ原地区の気候は、ブドウを生育するのに最適な土地です。そんな本市には、ワイナリーが10社1高校あります。 近年、塩尻産ワインが国内外で高い評価を受けるようになり、最高品質のワイン産地の一つとして知られるようになりました。 もう一つの特産品である木曽漆器は、400有余年の伝統を有しています。木曽春慶と木曽堆朱、塗分呂色塗などといった技法が受け継がれ、現代のライフスタイルに合わせた新たな塗り方や、製品開発も進められています。また、市内全小中学校の学校給食でも漆塗りの箸を使用しています。箸の絵付け体験や、木曽堆朱の研ぎ出し体験などができる施設もあります。 奈良井宿は、約1キロメートルにわたってまち並みを形成する日本最長の宿場です。江戸時代や明治時代の建築物が立ち並び、往時の面影を色濃く残す奈良井宿は、昭和53年には国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されました。また、平成23年にはNHKで放送された長野県が舞台の朝の連続テレビ小説「おひさま」の撮影地としても使用されました。
地域担当者から一言
塩尻・樋口翔 360度見渡す限り山に囲まれた塩尻市、緑が好きな私には幸せな空間です。ワインや漆器、レタスにブドウが有名な塩尻市ですが、私が一番お薦めしたいのはそばとイワナの塩焼きです。自分で釣った川魚は絶品、一度お試しください。歩くだけでも発見がある塩尻市で、皆さんをお待ちしております。
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