西条(愛媛県)
あなたがまだ知らない感動がいしづちにある
旅のポイント
〇石鎚山系
〇名水「うちぬき」
〇西条祭り
山の恵みに感謝。西日本最高峰「石鎚山」
石鎚山は標高1982メートルで西日本最高峰。天候がよければ、大樹海のかなたに瀬戸内の景色や中国・九州地方の山々まで遠望できます。登山道には全国でも珍しい鎖場があり、大きさ、長さとも日本最大クラスです。石鎚山の中腹(標高1300㍍)には、スキー場が完備され、四国でもスキーを楽しむことができます。市内からロープウエーで約50分で行くことのできるこのスキー場(ピクニック園地)を会場に、5年前からスターナイトツアーが開催されています。標高が高い分、地上からの光は遮られ、満天の星空は人々に感動を与えます。 また西条市は水の都と呼ばれ、石鎚山系から流れる伏流水は、良質かつ豊富な地下水となって市内各地で自然に湧き出しています。その自噴水は「うちぬき」と呼ばれ、飲料水としての利用はもちろんのこと、数々の利水産業の興隆を促しています。市内にはいくつもの水飲み場が整備され、ガイドと歩く「名水めぐり」も好評です。 毎年10月に市内一円の神社で行われる西条祭りは江戸時代から続いている伝統的な祭りです。屋台150台以上が奉納され、絢爛(けんらん)豪華な時代絵巻を繰り広げます。市内中心部を流れる加茂川に屋台が集まり、数台の屋台が川に入ることでクライマックスを迎えます。
地域担当者から一言
西条・日野勉 5年目を迎えた石鎚山スターナイトツアー。車を利用すると西条市内からわずか50分で標高1300メートルの天空へ。気温は市街地より7度も低く、市街地の騒音や明かりを通さず、聞こえるのは自然の音色。そんな静寂した空間は非日常を体験できます。そして夜になると手にも届きそうな星空は人々に感動を与えます。
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