北大阪商工会議所青年部(北大阪YEG)は、北大阪商工会議所と枚方市、京阪ホールディングス、枚方信用金庫、みずほ銀行などと共に、「枚方オクトーバーフェスト」を、9月15日から24日までの10日間開催した。これは枚方市駅周辺のにぎわい創出と近隣の商業施設の活性化を目的とする「枚方市駅前大収穫祭」の中核事業。開催中台風で中止した日もあったが21000人を上回る来場者数を記録し、大盛況のイベントとなった。
オクトーバーフェストは、もともとはドイツ・ミュンヘンで開催され、期間中に600万人以上を集めるという世界最大級のドイツビールのお祭り。これを参考に、近年は、日本国内においても各地で開催され、地域のにぎわい創出に一役買っている。
「枚方オクトーバーフェスト」は、昨年に続いて2回目の開催。運営は、北大阪商工会議所や枚方市などの関係機関の協力の下、運営委員会を設置し同所青年部が担った。同青年部の平成29年度会長である西森治貴氏は「本イベントは、ドイツビールとドイツ郷土料理を味わいながら、老若男女が飲んで歌って踊るお祭りです。われわれ青年部は、このイベントの開催を通じて北大阪地域全体を盛り上げていくことが、重要な使命の一つだと考えています。300人を超えるメンバーが一丸となって取り組んでいます」と開催意義を話している。
会場は、京阪電車「枚方市駅」南口の岡東中央公園。駅前に立地し、人通りの多い好適地だ。市役所にも隣接していることから、その使用には枚方市から多大な協力があったという。また運営メンバーは手分けをして、同公園近隣の商業施設や企業、住民など1軒1軒あいさつに回り、本イベントへの理解を求める活動も行った。
公園内にはステージのほか、約1500の客席が用意された。同青年部メンバー企業4社が出店し、約40種類のドイツビールと料理を提供。今回は昨年の反省を生かし、ソフトドリンクなども用意したことから、大人だけでなく子ども連れで楽しむ家族の姿も見られた。
ステージでは、ミュンヘン・オクトーバーフェストに、史上初めて日本人楽団として公式に出演した際にリーダーを務めた鈴木啓之氏を中心に結成された「エーデルワイスカペレ」が、ノリのいい演奏と歌を披露。休日は4公演、平日は2公演あり、そのたびごとに会場内は来場者同士で肩を組んだ踊りの輪ができ、盛り上がりを見せた。
本イベントの29年度運営委員長である川北修義氏は、「われわれは、このオクトーバーフェストを各地商工会議所青年部における地域盛り上げイベントとして普及させたいと考えています。興味関心がある青年部には、運営ノウハウを提供いたしますので連絡をいただきたい」と呼び掛けている。
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