〝産業のまち備前〟を子どもたちに伝える「産業振興出前授業」
備前(岡山県)
備前商工会議所は、子どもの頃から備前市の基幹産業を知り、活気ある「まち」として再認識してもらうため、平成25年度から地元の小学校3・4年生を対象にした「産業振興出前授業」をスタートした。
本事業に賛同する地元企業が講師を派遣し、より現場に近い感覚を取り入れた授業を提供している。授業では、備前市が「鉄」を作るために欠かせない「耐火物」の生産量日本一であることや、テレビCMで有名な栄養ドリンクや自動車に欠かせないベアリングなどを作る企業が地域に立地していることなどを紹介し、地域産業の魅力について伝える。また、28年10月には、耐火物製造の歴史に関するパネルや資料を展示する「耐火れんがギャラリー」をオープン。同年11月には、地元企業が子ども向けに仕事体験できるブースを設けPRする「備前市産業フェスタ」を開催するなど、子どもたちを含めた市民に備前市の産業や歴史に触れる機会を提供している。
今後は、地域の小学校と連携し、地元産業を支える人材が1人でも多く誕生するよう取り組みを拡大していく。
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