経産省文科省 第6回キャリア教育推進連携表彰 最優秀賞受賞
日向(宮崎県)市民総がかりで未来づくり
日向商工会議所は、平成25年度より同所内に「キャリア教育支援センター」を設置し、学校、家庭、地域、企業をつなぎ、小・中学校、高校の12年間を見通してキャリア教育活動を行っている。26年からは、「日向の全ての大人が子どもたちに関わってもらいたい」との願いから、日向市内で働く社会人などが講師として市内の学校に出向き、子どもたちに「働く喜びと苦労」や地元企業の魅力について本音で語る「よのなか教室」を開始した。
本教室を活用した授業には、各学校でさまざまな工夫がされている。例えば、大人と子どもたちによるパネルディスカッションや、子どもたちが自分の関心のある講師を選んでそれぞれ話を聞くという授業を行った学校もある。
本教室の講師には、社会人や退職者など約190人(28年度末現在)が登録している。講師の職種は、建設業から農業まで多岐にわたっており、講師同士の交流も図られている。
このような活動が評価され、同所は第6回キャリア教育連携推進表彰において最優秀賞を受賞した。
本表彰は、教育関係者(学校など)と産業界(商工会議所や企業など)、地域社会(NPO法人など)が連携・協働し取り組んでいる先進的な活動を表彰するもの。23年に経済産業省と文部科学省が共同で創設。
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