日本からの投資期待
日本・東京商工会議所が事務局を務める日亜経済委員会などはこのほど、「日本・アルゼンチン経済フォーラム」を都内で開催した。同フォーラムはアルゼンチンのマウリシオ・マクリ大統領の訪日に合わせ企画された。当日は両国の政府、企業関係者ら約470人が参加した。 マクリ大統領は、「アルゼンチンは開放主義経済を推進している。輸出税の削減やインフレ抑制政策によるマクロ経済の安定化に注力している」と強調。また、「国内のインフラ整備が急務であり、国際入札の透明性を担保することで外国投資家のビジネス環境改善を約束する」と日本からの投資に期待を寄せた。続いてアルゼンチンのルイス・カプート金融大臣がマクリ政権による経済政策に対する国内外からの信頼度向上について発言した。
産業別セッションでは「アグリビジネス」「運輸交通」「エネルギー・鉱業」についてアルゼンチン側の各担当大臣が同国でのビジネスの展望や機会について発表。日本側登壇者は同国での各社の取り組みを紹介した。フォーラム終了後は、両国企業によるビジネスマッチングも開催された。
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