山形商工会議所青年部などは9月14日、「日本一の芋煮会フェスティバル」を開催した。このイベントは、地域活性化を目的とし、山形の「食文化・秋の芋煮会」を全国に発信するために平成元年から毎年秋に開催されているもので、今回で26回目を迎えた。
イベントの目玉でもある直径6mの山形鋳物の大鍋には、里芋3t、牛肉1・2t、こんにゃく3500枚、ねぎ3500本、味付けしょうゆ700L、隠し味に日本酒50升、砂糖200㎏、山形の水6tが入れられた。そして、6tの薪(ナラ材)で煮炊きをし、大型重機でかき混ぜる。この大鍋でつくられる芋煮は約3万食分。文字通り日本最大の芋煮会だ。
芋煮をゆっくりと味わうために用意された芋煮茶屋(特設テント席)も1600席分全てが事前に完売となるほど前評判も高く、当日は臨時シャトルバスも運行。天候に恵まれたこともあり、会場となった山形市内の馬見ヶ崎河川敷は多くの人で埋め尽くされた。また、芋煮のほかにも「山形おいしいもの屋台」や「イモニレンジャーショー」なども実施され、幅広い世代が楽しめるイベントとなり、多くの来場者でにぎわった。
同YEGは、「今後も山形の魅力を全国へPRし、次回以降も多くの皆さまに来場していただきたい」と話している。
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