東京商工会議所は7月28・29日に、福島県の農産物・物産品を会員企業の協力で展示販売する「企業マルシェ」の第1弾として「福島復興 天王洲マルシェ」を開催した。同事業は、今まで以上に被災地支援活動に積極的に参加してもらおうと、会員企業に協力を呼び掛け、企業の有するスペース(企業のエントランスロビーや社員食堂など)で福島の農産物などの販売を行うものだ。
第1弾となる今回は、ジェイティービーの協力を得て天王洲シーフォートスクエアで実施。旬の桃や地酒などを中心とした名産品や農産物を、福島市の「ミスピーチ」と福島県復興シンボルキャラクターの「キビタン」らがPRした。
同所では、東日本大震災後に設置された震災対策特別委員会(委員長:佐々木隆東京商工会議所副会頭)を中心に被災地応援視察会、ボランティアツアー、販路回復のためのビジネスマッチングなど、継続的な支援を実施しており、特に「風化」と「風評被害」を防ぐ支援活動として、会員企業の協力を得て同事業を今後も展開していく予定。同所は、「物産展を通じて安全・安心な福島の物産を身近に感じてもらい、また、実際に訪問する契機としていただければ幸いだ」と話している。
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