東京商工会議所と東京都、熊本商工会議所は6月14~15日、熊本県益城町で商談会「くまもと食の魅力発信!ビジネスマッチング@KUMAMOTO」を開催した。同商談会は、熊本県内の食品製造事業者と都内食品バイヤーとの商談会で、昨年4月の熊本地震で被害を受けた食品産業の復興の後押しをするもの。熊本県内の食品関連会社39社と、東京の百貨店やスーパー、飲食店など24社が参加した。
14日に行われた展示会では、熊本の地元野菜を使った菓子や加工食品、日本酒などが会場に並び、訪れたバイヤーらは各社こだわりの商品の試食を行った。一方、個別商談会はサプライヤー、バイヤーの双方指名による事前マッチング型で、各ブースでは具体的な交渉が行われた。
また、翌日15日には東京のバイヤーらが専用バスで益城町被災地や食品工場などを視察した。
商談会開催後のアンケートでは、バイヤーから、「初めての企業と商談ができた」「商品にストーリーや独自性があるものが多く、成約の可能性が高いところが多かった」「良いものをつくろうという気概を感じた」などの声が上がっている。
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