防府商工会議所(山口県)などでつくる「幸せますフェスタ実行委員会」は1月31日、防府市内の飲食店50店のオリジナル弁当を全て千円(税込み)で販売する「防府弁当オールスター」を防府駅周辺で開催した。
新型コロナウイルス感染拡大による外食控えで苦境にある飲食店を支援しようと企画したもので、50店の弁当61種類1440食分を実行委員会が買い取り先着順で販売。いっとき600人以上が列をつくるなど大変好評で、販売開始から約1時間20分で完売した。
会場では、入場制限や、会場前に両替コーナーを設けて弁当の受け渡し時に〝密〟になることを避けるなど感染防止対策を徹底。来場者は検温や手指消毒をしてからスタッフの誘導に従って入場、入り口でメニューの一覧表を受け取り、弁当の見本を確認して目当ての弁当が販売されているテントへ向かった。
弁当を購入した人は、「普段なかなか行けない店の弁当を買ってみた」「好物が入った弁当を買った。食べるのが楽しみ」とうれしそうだった。同所担当者は、「これだけ飲食店の味を求める人がいる。新型コロナが収束したら、ぜひ店へ食べに行ってほしい」と話した。
最新号を紙面で読める!