私の趣味は合唱と登山です。男声合唱からスタートし、今は市民混声合唱団「相馬合唱団エスポワール」の団長として、頑張っています。また、毎年相馬地方の九団体で「合唱を楽しむ会」を開催しています。一昨年の冬には、仙台フィルハーモニー管弦楽団の「ベートーベン交響曲第9番」特別演奏会で国内の有名なソリストと共演できたことが大切な記念となりました。
登山は毎月一回30人を超えるメンバーと楽しんでいます。南東北地方では、『智恵子抄』の「ほんとの空」で有名な安達太良山や「宝の山」で有名な会津磐梯山、東北地方最高峰の尾瀬・燧(ひうち)ケ岳などに出向きます。特に紅葉の時期は、素晴らしいの一言に尽きます。その登山での最近の心配事は、私が会長を務める「相馬山楽会」で20年間を共にしたメンバーの高齢化と体力減退です。ただ、コーラスも登山も健康には大変良いのでできる限り頑張っていきたいです。
当社は、1956(昭和31)年に創業し、今年で創立65周年を迎えます。土木事業(特に林業、治山事業)を中心に、時代の変化をとらえて、建築、舗装、下水道へと事業を拡大してきました。当社の初代は、事業の礎となった林業土木(国材林事業)に人一倍強い思い入れがあり、多くの方の推薦で「全国林業土木連合協会」の会長に就任したことは、後に続く私どもの大きな誇りであり財産です。当社は、常に地域と一体となり、緑(山)を守ることが、国を守ることにつながるとの意気込みから地域の発展に貢献してまいりたいと存じます。
福島県では、沿岸地域を浜通り地方と呼び、相馬市はその中でも北の方に位置する人口3万5千人のまちです。夏は涼しく冬は暖かい年間気温差の小さい住みやすいところです。毎年7月、全国的に知られる国の重要無形民俗文化財「相馬野馬追」が開催されます。相馬家は鎌倉時代から明治維新までの約700年の間、国替えもなく当地を治めた希少な家柄です。
また、当市は野馬追のみならず民謡や盆踊り、神楽など相馬が誇る文化を育む自然豊かな地域です。特に水産物は、東京・豊洲市場で高値で取引される「常磐もの」が1年を通じ豊富に水揚げされ、農産物もコメ、梨、イチゴなど多彩です。例年1月からイチゴ狩りが始まり、その後、相馬産ズワイガニの水揚げやアサリの収穫(潮干狩り)、夏は野馬追と盆踊りに加え、海水浴が主要な観光です。ぜひ、福島県相馬市にお越しください。
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