飯田商工会議所(長野県)は、飯田市、市議会と共に、2050年までに二酸化炭素(CO2)の排出実質ゼロを目指す「2050年いいだゼロカーボンシティ宣言」を3月19日に行った。宣言のセレモニーには同所の原勉会頭、佐藤健市長、湯澤啓次議長の3者が出席し、共同宣言文に署名した。
飯田市は、今から25年前の1996年に「環境文化都市」を将来像として掲げ、2007年には「環境文化都市宣言」を行い、人も自然も輝く個性ある飯田市を築くことを誓った。09年には、国から「環境モデル都市」に選定され、全国に先駆けて温室効果ガスの大幅な削減に向けた環境のまちづくりに取り組んでいる。
宣言に当たり同所の原会頭は、「大企業だけでなく地方の中小企業が環境問題に取り組むことで、地域産業も持続可能になる。当所としても2800会員に対して啓発活動や情報発信に積極的に努めていきたい」とあいさつ。実現に向け、市民生活、事業活動、行政施策などを市民、事業所、行政などが協働して地域ぐるみで力強く進めていく考えを示した。
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