倉吉商工会議所(鳥取県)、倉吉市、一般社団法人倉吉観光MICE協会などはこのほど、オンライン上で倉吉のまちを巡る動画「倉吉八犬伝」を公開した。ドラマの登場人物には、江戸時代の伝奇小説「南総里見八犬伝」をモチーフにした8人のオリジナルアニメキャラクターを考案。「倉吉八犬伝」を通して市の魅力を発信し、聖地巡礼などで全国からの観光誘客を目指す。
「倉吉八犬伝」は、市のレトロなまち並みや「南総里見八犬伝」のモデルになったといわれている家臣8人の「里見家墓所」があることに着目し、2020年11月に発案・企画したプロジェクト。昨年6月に観光庁の「令和3年度来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」に採択され、バーチャルやオンラインなどデジタル技術を活用して全国のPRにつなげようとプロジェクトを始動した。
ドラマは、八犬士たちと共に倉吉のまちを巡る各15~20分の全6話構成。八犬士が400年前から現代にタイムスリップし、市内に実在する場所を舞台に物語が展開される。川魚、カニ、牛骨ラーメン、梨など県にちなんだ特産品が好物の個性豊かな8人のキャラクターは、赤羽根健治さん、寺島惇太さんなどの人気声優が担当。地域に伝わる伝承、観光・文化資源などを盛り込み、オンライン上で各キャラクターと共に市内を移動する「ドラマツアー」に仕上げた。ドラマツアーは、1月30日まで毎週日曜日にYouTubeで無料配信する。
第1話公開に合わせて、公開前特別番組の配信、展示会、ポストカードプレゼントキャンペーンなどを昨年12月から開始。今後、お土産・グッズ制作や八犬士誕生祭などのファンイベントも企画し、観光需要の創出に向けて新たなコンテンツを随時発信していく。
詳細は、https://kurayoshi-hakkenden.jp/を参照。
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