横浜高島屋でフェアを開催
井原商工会議所、備中織物構造改善工業組合、井原被服協同組合でつくる井原デニム審議会は、地場産業発展のために立ち上げた地域ブランド「井原デニム」(地域団体商標申請中)のPRを推進している。この井原デニムと兵庫県の地域ブランド「豊岡鞄」とのコラボレーションがこのほど実現し、トートやショルダーなどバッグ22製品が誕生した。2者のコラボは、豊岡鞄を認定する兵庫県鞄工業組合が〝日本の伝統産業を掛け合わせた新しいものづくりを試みたい〟として同審議会へ打診したことから。同審議会は、井原デニムの認知度を高める一助になるとして協力を決めた。
井原市は、江戸時代から手織りの藍染織物の産地として発展。1960年ごろからデニムの生産を始め、現在はデニム生地の製造工場や縫製・加工工場が集まるデニムの一大産地となっている。一方、豊岡市は奈良時代の柳細工を起源とする江戸時代の柳行李(柳で編んだ箱)から発展した鞄の産地だ。
コラボ商品は5月2日から15日まで、横浜市の横浜タカシマヤで開催された「豊岡鞄フェア」(兵庫県鞄工業組合主催)で販売され、注目を浴びた。井原市側もブースを設け、「井原デニムフェアin横浜」を同時開催。ジーンズや雑貨、帽子など200点をそろえて井原デニムの魅力をアピールした。
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