京都商工会議所では「きものの日」の11月15日、職員らが着物を着て業務に従事し、その様子を撮影してSNSに投稿するなど、着物をアピールした。「きものの日」は、全日本きもの振興会が1966年に着物の着用を促進するために制定。以来、全国の和装関連業界が総力を挙げてPRに取り組んでいる。
同所では、2016年からこの日に和装姿で職務に就いており、今年で3年目。昨年の倍となる30人が着物を着用し、所内は華やかかつ和やかな雰囲気に包まれた。
「最近は、外国人観光客をはじめ和装姿でまち歩きをする人が増えた。着物を楽しむ雰囲気が醸成されてきたようだ」と、同所はこうしたPRの成果を実感している。
この日、和装した職員らは勤務後、京都の新名所・京都タワーサンドで行われた京都織物卸商業組合主催のイベントに参加し、抽選会や飲食、十二単(ひとえ)の襲色目(かさねいろめ)をイメージしたカラーに彩られた京都タワーのライトアップなどを楽しんだ。また、多くの着物姿の来場者と共に「きものの日」の横断幕を囲んで記念撮影を行った。
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