全国各地の商工会議所が、東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で地域の〝自慢の逸品〟を紹介する「地域うまいもんマルシェ」。今回は、10月3日から9日まで出店した美唄の〝逸品〟を紹介する。
美唄商工会議所は、昭和40年代の人気グルメを再現した「角屋のやきそば」や野生のエゾシカ肉、米粉の菓子などを出品した。
「復刻版 角屋のやきそば」は、おやつ感覚で袋からそのまま食べられる焼きそば。炭鉱で栄えた美唄で1970(昭和45)年に発売され、「手が汚れていても食べられる」と炭鉱労働者の間で広まった。炭鉱の閉山とともに姿を消したが、2005(平成17)年に復活。当時のソース味が忠実に再現されている。「塩やきそば」と麺に竹炭を練り込んだ真っ黒な「石炭やきそば」も展開している。
「蝦夷鹿ジンギスカン」は北海道の名物料理ジンギスカンをエゾシカ肉で楽しめる一品。ハンターでもある代表が21年に設立した食肉処理・販売のMt.(エムティー)が出品した。タレ付きで、しょうゆベースの「プレーン」、ピリ辛の「旨辛」、青ネギとレモンが効いた「ネギ塩」の3種類。鹿肉は脂肪が少なくヘルシーなこと、どんな料理とも相性がよいことなどをアピールした。
ブースでは、美唄産米を使った「米粉カステーラ『豊穣』」、特産品のハスカップを使った焼き菓子「うふふハスカップサンド」「美唄そば(乾麺)」なども販売。同所は物産をPRするとともに購入者アンケートも実施、事業者の販路開拓などに活用していく。
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