地元海産物を扱う問屋を開業
香川県の西端にある観音寺市で、藤田商店はサービスステーション事業や太陽光発電の販売・施工・保守管理など、エネルギー関連事業を主に行っている。創業は明治16(1883)年で、初代音吉が海産物問屋を始めた。 「藤田家の歴史を改めて調べると、音吉の前に藤田熊蔵という人がいて、家が断絶しそうになっていたところを助けたのが鈴木家長男の音吉だったという記録が見つかりました。観音寺は、昔から海産物がよく獲(と)れたそうです。それで音吉も海産物問屋を始めたようです」と、同社の先代・五代目社長で、今は相談役を務める藤田尚靖さんは言う。
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