諏訪商工会議所(長野県)の諏訪賑わい創出プロジェクトは12月8、11日、企業向けモニターツアー「みんなで学ぶ!諏訪の歴史と文化 みんなで味わう!みそ天丼&おしなそば」を初めて開催した。同ツアーは、企業の接客・営業担当者向けに諏訪の歴史・文化・食について理解を深め、より良いおもてなしができるようにテスト事業として企画されたもの。観光関連の企業から、2日間で合計18人が参加した。
当日は定番の観光地である諏訪大社で建築様式や神事などについて理解を深めた後、地元名物のみそなどを使った「信州諏訪みそ天丼」と「おしなそば」を堪能。諏訪市博物館で特別講座「解説!鎌倉時代末期~室町・南北朝時代の知られざる諏訪」を聴講した。参加者からは「諏訪大社・上社を知ることができて良かった」「地元に長年住んでいるが、新鮮な驚きや感動があって、とても満足した。おしなそばの食べ歩きをしてみたい」などの声があった。
同所はこれまでも、観光の最前線で活躍する企業の従業員をメインターゲットとして、市内の観光名所やアクティビティーの研修・体験を行ってきた。今回のツアーもこの一環で、「信州諏訪みそ天丼」「おしなそば」の普及活動を行っている諏訪賑わい創出プロジェクトとして、全ての会員企業を対象に実施した。
同所担当者は「会員企業の声から、職員がアイデアと知恵を絞り、企画を考え実行している。地域の役に立てるように今後もがんばりたい」と話している。
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