児島商工会議所(岡山県)などで構成する「倉敷児島塩(えん)結びプロジェクト」はこのほど、児島市の特産品である塩を活用した「児島塩ラーメン」を開発し、市内9店舗で提供を開始した。今後、児島塩ラーメンを新しいご当地グルメとしてイベントやSNSなどで情報発信を行い、「児島=塩」のPRを行う。
同地域は古くから製塩業が盛んに行われており、江戸時代には「塩田王」と呼ばれた野﨑武左衛門により広大な塩田が築かれた。同プロジェクトはこうした同地域の塩の歴史を周知・PRし、塩による地域活性化を目的として発足。2023年度に第1弾として「塩田王 野﨑家の塩」ならびに塩を使った土産品、第2弾として今回「塩田王 野﨑家の塩」を使った児島塩ラーメンを開発した。児島塩ラーメンは市内のラーメン屋だけでなくレストラン、お好み焼き屋、日本料理店などでも提供されておりオリジナルの児島塩ラーメンが楽しめる。また、同所は市内の児島塩ラーメン提供店が掲載されたパンフレットも作成。パンフレットを持参して児島塩ラーメンめぐりを楽しむこともできる。
同所担当者は「児島塩ラーメンが児島の新たな観光資源になり、児島に来る目的になると同時に事業所が元気になってほしい。今後も児島の塩によるブランディングを行っていきたい」と期待を述べた。
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