台地に絵を描く南国宮崎の古墳景観

3世紀から7世紀ごろ、日本列島各地で数多くの古墳がつくられました。中でも特に保存状態が良いのが、宮崎平野に点在する古墳群です。

西都市にある西都原(さいとばる)古墳群は、宮崎県の中央を流れる一ツ瀬川西岸の台地に位置し、300基を超える古墳が分布しています。樹木が生い茂ることもなく、形がしっかり残っている古墳群は貴重で、これらがつくられたと推測されるおよそ1400年ほど前の景観が今も保たれています。桜の名所としても知られ、最も高い高取山の展望台からは、まるで地上に描かれた水玉模様のような古墳群を一望することができます。

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西都商工会議所 阿萬 広孝

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