渋沢翁の活躍を見守った庶民のための桜の名所
飛鳥山公園は、庶民が安心して花見を楽しめるようにと徳川幕府8代将軍の吉宗が整備し、1000本を超える桜が植えられた江戸の名所の一つでした。現在も都内屈指のお花見スポットとして、親しまれています。
渋沢栄一は、1901年にこの地に本邸を構え、以後亡くなるまで30年にわたって活動の拠点としていました。その縁に因み、彼が設立に携わった旧王子製紙の資料を展示する「紙の博物館」や、国の重要文化財でもある「旧渋沢家飛鳥山邸」が公園内に置かれています。また、彼の生涯をひも解く資料を収めた「渋沢史料館」は、今春リニューアルオープンの予定で、その功績を未来へと伝えていきます。
観光担当者がすすめる!わがまちの「イチ押し」
東京商工会議所 北支部 進藤 ゆりえ
旧渋沢家飛鳥山邸(旧渋沢庭園)内には、渋沢栄一が書庫や賓客接遇の場として使用した美しい大正建築「青淵文庫(せいえんぶんこ)」と「晩香廬(ばんこうろ)」があり、一般公開されています。渋沢史料館 本館とあわせて訪れてほしい場所です。
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