心の乱れは食生活の乱れにつながります
カウンセリングを担当している方で、普段はちゃんと食事を取り、記録も残しているのに、突如記録が空欄になった日がありました。お話をうかがうと、嫌なことがあり、つい暴飲暴食をしてしまったとのこと。翌日胃腸の調子が優れず、食生活が乱れてしまったとのことでした。 こうした経験は誰しも覚えがあることではないでしょうか。食欲をコントロールする難しさも共感できるところです。これ以上の悪循環を断ち切るためには、食べ方の改善が必要です。
冷たいお酒を飲みすぎたり、簡単に食べられるパンやお菓子、冷たいお惣菜ばかりを食べていると、気持ちが落ち着かないばかりか、栄養の偏りから体調まで悪くなってしまいます。一方、鍋料理やおみそ汁、スープ、蒸し物など、寒い季節に恋しくなる料理は、ホッと心まで温めてくれ、嫌なことがあってダメージを受けた心も癒やしてくれます。いずれもビタミンやミネラルが摂取できるので、体調が整いストレス抵抗力も高まります。
今回ご紹介する蒸し豆腐は、お家にあるもので簡単につくれます。お豆腐は低カロリーで低脂質なので、〝あと一品〟として添えても安心。ちょっとの手間で優しい食感と味わいを楽しめます。
ふわとろ蒸し豆腐
材料(つくりやすい分量・小さな器4つ分)
豆腐…1丁
[A]和風だしの素…小さじ1/4、塩…小さじ1/4
ごま油…お好みの量
その他、ぎんなんなどのトッピングはお好みで
つくり方
①ボウルに軽く水切りをした豆腐とAを入れてなめらかになるまで混ぜ、器に注ぎ入れます
②蒸し器で10分ほど蒸し(もしくは電子レンジで2分弱)、最後にごま油をまわしかけ、薬味などお好きなものをトッピングして出来上がり
ワンポイントアドバイス
朝 みかん2個
昼 サーモンクリームパスタ
夜 ビール、白ワイン、かきフライ、シーザーサラダ、カルパッチョ
温かい汁物を取り入れましょう
一見温かいものを食べているように見えますが、全体を見てみると、冷たいものに偏りがちです。1日1回は具だくさんの汁物を取るように意識しましょう。
※月刊石垣2015年1月号に掲載された記事です。
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