久留米商工会議所(福岡県)の本村康人会頭らは3月16日、総理官邸を訪れ、安倍晋三首相に久留米市の市木のひとつである「久留米つばき」の苗木を贈呈した。今回の表敬訪問には、同市内の「全国総本宮水天宮」の宮司や巫女、さらに同地域を中心に活動している「IMAGINE ONEWORLD KIMONO PROJECT」の代表らも同席。安倍首相に久留米の魅力をPRした。
久留米市は全国有数のツバキの苗木の産地として知られており、毎年「久留米つばきフェア」を開催するほか、平成年3月には世界のツバキの原種110品種を展示する「世界のつばき館」をオープンさせるなど、地域が一丸となって、さらなる知名度の向上に努めている。本村会頭は、ツバキが同市にある「全国総本宮水天宮」のご神紋になっていることなどを安倍首相に説明した。
また、同地域を拠点に卓越した技術を持つ着物作家たちと連携して展開している「IMAGINE ONEWORLD KIMONO PROJECT」と題した、世界196の国と地域をイメージした着物と帯をつくる事業も紹介。ブラジルやドイツなど、5カ国の色鮮やかな着物を披露した。
安倍首相は、「こんな素晴らしい花はめったにない」と話し、また、KIMONO PROJECTに関しても、「こういったおもてなしができるといい」と語った。
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