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江連 忠のゴルフ講座 「アプローチで差がつく」12 のポイント Lesson 2 ザックリに悩んだらボールの位置をまず確認

オープンに構えた場合、スタンスの真ん中にボールを置いたつもりでも

「最近、ザックリ(*1)が多くてアプローチが怖いんです」との相談を受けました。アプローチショットでボールの手前をダフると、グリーンにうまく乗せられず、スコアを崩してしまいます。その結果が、「アプローチが怖い」につながるのでしょう。

ザックリする一番の原因は何でしょうか。ヘッドがボールの手前に落ちるということは、ボールの位置が左すぎるということです。いつもスタンスの真ん中あたりにボールを置いているつもりでも、ついつい左に寄っているものです。いつもの構えから、両足をターゲットラインに直角にしてみてください。ずいぶんとボールが左にあるのが分かるはずです。

シングルプレーヤーでも、気付かないうちにボールの位置はズレやすいものです。ましてやヘッド軌道の最下点でボールを打ちたがるアベレージゴルファー(*2)は、どうしてもボール位置が左にズレやすくなってしまいます。ボールを直接打つには、ヘッド軌道の最下点よりも手前でボールを捉えたいものです。そのためには、基本的にボールは最低でも自分の体の重心より右に置くことが重要です。右足の前か、それよりももう少し右にボールを置き、左足に体重を掛けると、うまくいくはずです。

ただ、構えが大きくなるとバックスイングも大きくなります。すると、それでは飛びすぎると体が気付いてダウンが緩むのです。結果、ザックリもあれば、トップ(*3)もシャンク(*4)も出てしまいます。それには、ムダな体重移動や体の余計な動きを抑えることです。スタンスは狭く、クラブは短く持って、ボールの近くに立ちます。使用クラブはSW、右足は一歩引いてつま先だけ地面につけ、徹底的に左足体重で、しかも右手一本で打つ、これが最も効果的な練習です。

*1 ザックリする=クラブで地面を掘ってしまうこと *2 アベレージゴルファー=平均的な腕前のゴルファー。一般的には100前後で回る技量の持ち主のこと *3 トップ=ボールの上の部分を打ってしまうこと *4 シャンク=インパクトの瞬間にいきなりボールが右方向に飛び出してしまうこと

イラストレーション:アカハナドラゴン

江連 忠(えづれ・ただし) 昭和43年、東京都生まれ。ジュニア時代から活躍。高校卒業後、アメリカに留学し、ティーチングプロの第一人者であるジム・マクリーンに師事する。平成5年、プロテスト合格。自らが主宰する「江連忠ゴルフアカデミー」代表。日本におけるプロを教えるプロの第一人者で、これまで数多くのプロのコーチを歴任し、優勝に導いている。また、アマチュアの指導にも力を注いでいる

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