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江連 忠のゴルフ講座 「アプローチで差がつく」12 のポイント Lesson 3 基準はクラブか打ち方か クラブ選びはどちらか一つに

SWを極める。

ベアグラウンド(*1)からのアプローチで3W(3番ウッド)を選んだゴルファーに対して、「アプローチはSW(サンド・ウェッジ)1本でいろんなボールを打ち分けるのが基本だ」と助言していた人がいます。当のゴルファーは「プロだって、いろんなクラブでアプローチしている」と反論しました。

さて、どちらが正しいのでしょうか。結論を言いますと、どちらも正解ですし、どちらも不正解なのです。もう少し分かりやすく言えば、1本を極めるのも、いろいろなクラブを使い分けるのも正解だということです。プロゴルファーの中にもSW1本でアプローチする人もいれば、いろいろなクラブを使い分ける人もいるのです。ただし、そこには共通点があります。つまり、練習したことのないショットは本番では絶対にやらないということです。大切なのは普段練習しているクラブなのか、自信を持って打てるクラブなのか、ミスが少ないクラブなのかということで、それがSW1本であるかどうかは二の次です。

SW1本を徹底的に練習するのも、いろいろなクラブを使い分けるのも、どちらでも構いません。ただ、練習時間に制限があるアマチュアゴルファーの場合、基準を一つにして練習した方がいいでしょう。つまり、クラブを基準にするか、打ち方を基準にするか、どちらか一つに絞るのです。クラブを基準にするなら、とにかくSWを極める。打ち方を基準にするのなら、一つのポジション、一つの打ち方でいろいろなクラブを使って練習し、クラブの違いによる距離や弾道の違いを自分の体にインプットしていくのです。そうやって、自分なりの基準を身に付ければ、SW1本だろうか、クラブを使い分けようが、それはどちらも正解といえます。

*1 ベアグラウンド=地面がむき出しになって芝のないところ

イラストレーション:アカハナドラゴン

江連 忠(えづれ・ただし) 昭和43年、東京都生まれ。ジュニア時代から活躍。高校卒業後、アメリカに留学し、ティーチングプロの第一人者であるジム・マクリーンに師事する。平成5年、プロテスト合格。自らが主宰する「江連忠ゴルフアカデミー」代表。日本におけるプロを教えるプロの第一人者で、これまで数多くのプロのコーチを歴任し、優勝に導いている。また、アマチュアの指導にも力を注いでいる

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